真空成形金型ってなに？

真空成形金型とは何でしょうか？ 恐らく多くの人は聞いたことがないと思います。 そもそも真空成形自体が分からないかも知れません。 しかし、真空成形は私たちの生活と密接な関係があります。

真空成形で出来たものには、次のようなものがあります。
・ブリスターバック（錠剤、歯ブラシ、化粧品、文具、玩具、電機部品、日用雑貨等）。
・おもちゃ。
・贈答用の詰め合わせの仕切り。
・緩衝用の仕切り（電気機器のキット、玩具のキット、りんご、メロン、ブドウ等）。
・お弁当の容器。
・お菓子等の食品の容器。
・カップラーメン等の容器。

以上のものは、真空成形で作られています。 これ以外には、工業生産用トレイ等もあります。 この辺は一般の消費者から少し遠ざかるかも知れません。 しかし、工業生産用トレイ等も間接的には 私たちの生活と密接な関係があります。

真空成形の製品を作るには金型が必要になります。 金型とは真空成形する為の型です。 真空成形の場合、シート状のプラスチックを 片面だけの金型を使って成形します。 熱を加えて柔らかくしたプラスチックシートを 金型に押し当てて、金型の穴から空気を抜いて、 真空状態にして、型に密着させることにより形を作ります。

金型は片面だけでよいので、金型代が安価で済みます。 薄ものの成型品も出来ます。 短期間で 製品化することも可能です。 大量生産出来ますが、少量生産にも向いています。 試作の金型（プラスチック）も安価で、 尚且つすばやく出来ます。 真空成形金型には様々なメリットがあります。