HOME > ブリスターパッケージや工業用部品トレーについて > 部品トレイの種類と用途についての基礎知識 > 静電気を抑えるトレー 静電気を抑えるトレー
≪電子部品はわずかな電圧でダメージを受ける≫外気が乾燥している冬場によく起こる静電気。静電気の電圧は高くないため感電はしませんが、 電子部品にとっては致命的なダメージになります。 ≪電子部品の静電破壊≫電化製品やパソコンなどに用いられている電子部品ですが静電気の小さな放電により、 電子部品が破壊されることを静電破壊といいます。 現在多くの製品に使用されているMOS型半導体は 約80〜100Vの電圧がかかるだけで機能が破壊されてしまいます。 静電気で人が感じる痛みはおよそ3kV前後といわれおり、 1kV=1000Vなので、80〜100Vの電圧が いかに低い電圧かがお分かりいただけると思います。 ≪静電気でダメージを受けるワケ≫電子部品は絶縁(電気・熱が通じるのを防ぐ)性の高い酸化シリコンなどにより保護されているのですが、 静電気が起こると、 酸化シリコンの絶縁層がダメージを受け、 電子部品の中にある回路にキズがついて 機能が低下してしまいます。 ≪絶縁性の高いトレー≫このように静電気に弱い電子部品には、誘電性や帯電性など静電気防止対策となる素材を 使用した精密部品向けトレーが必要となります。 ヨシダパッケージでは多種多様な電子部品に対応するトレー(トレイ)を製造し 少ロット・短納期でも承っておりますのでお気軽にご相談ください。
|