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インサート成形ってなに?

インサート成形ってなに?

金型内に製品となるインサート品を挿入し、その周りに樹脂を注入して
樹脂とインサート品を一体化する成形方法をインサート成形といい
化粧品から家電、自動車など数多くの製品に使用されています。
インサート成形は年々需要が高まっていますが、
製品の軽量化、縮小化、強度アップなどメーカーの要求も高まっています。

インサート成形のメリット

可溶性の高い樹脂と強度と耐熱性が高い金属など
相反する特性の素材を組み合わせることが多いため
インサートにより複雑でも丈夫な製品を作る事が可能です。
素材も相反するため、金属と樹脂のインサート成形の場合では
金属の誘電性と樹脂の絶縁性の両方を生かすことができます。
また、金属は水などで錆びやすいため、樹脂で覆うことにより
劣化を防ぐこともできます。
インサート成形は金属だけでなくプラスチックやガラス、
セラミック、木材、布、糸、紙など多くの素材を組み合わせる事も可能です。

製品の紹介

インサート成形品は以下のように様々な種類があります。
●ネットインサート:ネット(網)を入れ込んだもの。
●コードインサート:通信用・電源用の金属製の線を入れたもの。
●インサートナット:金属製のネジをインサート加工したもの。
●インサートネジ:ネジ頭の部分を樹脂で包んだもの。
●ビットインサート:プラス、マイナス、ドリルなどを樹脂のボディーに埋め込んだもの。