医療機器用トレー(トレイ)の生産

医療機器用トレー(トレイ)の生産

医療の進化発展により数多くの医療機器や薬品が新たに開発販売され
それに伴い医療用機器・製品用のトレーや
梱包用パッケージの生産も増えています。
医療用トレーや梱包用パッケージは感染症など
衛生面を重視し滅菌処理されており、以下の様な滅菌方法が行われています。

γ線滅菌(ガンマせん)

電磁波・放射線の一種であるガンマ線滅菌は
ガンマが崩壊するときに放出されるガンマ線の影響を利用して
滅菌する方法です。
ガンマ線滅菌は照射対象の素材を大きく損なうことがなく
医療機器・製品の滅菌による有害物質の残留もないことから、
たくさんの医療機器に使用されています。
しかしガンマ線滅菌をはじめ放射線を用いた滅菌では
金属類以外で必ず材質の劣化させてしまうため
劣化しない範囲で照射しなければならない。

EOG滅菌(エチレンオキサイドガス)

低温度・低湿度での滅菌処理のため、温度や水分によって
損傷しやすいプラスチック、ゴム製品などの滅菌に利用されています。
　 変形・変色・変質しないうえ一般細菌や真菌類など全ての微生物に効果的で、
金属の腐食性もありません。
　 ガンマ線滅菌に比べると材質劣化がなくかさ密度の高い製品においては
電子線滅菌より安価でお得です。
滅菌後は大気放出、水処理が行われているのですが、ガス拡散問題や
人体への影響が問題視されています。